AIX構築メモ

久しぶりにAIX基盤構築作業をやってみたので、感想、メモなどを残しておきます。(フォーマット改善予定)

【前提】

VIOSなし、メモリ、CPUは専有方式というシンプルなLPAR構成。
IBMリーダー(極めてパワフルかつスキルフル)と二人三脚(というか随分引っ張って頂いた)で構築。

【準備】

■ HMC関連
筐体が見えるところまでCEさんにやって頂くという仕切り。
DHCPとしない場合はIPアドレスをCEさんに伝える必要がある。
(後でSEが構成しても構わないが二度手間)

■ LPAR設計
LPAR設定書を作る必要がある。
→ ロケーションコードを把握する必要がある。
→ CPU、メモリ、内蔵ディスク、ポート(ファイバ、NIC)の設計が必要となる。
→ AIXハードウェア設計は、既に8割方出来ていたので熟読。
→ マシンのどこにカードやディスクが入るのか(ロケーションコード)確認するため、SPTツールをダウンロード&インストール。

【IBM System Planning Tool】
http://www-947.ibm.com/systems/support/tools/systemplanningtool/download.shtml
【How to use SPT when architecting your partitions】
http://www.ibm.com/developerworks/aix/library/au-spt/

■ SPTツール
CEC(ケック)を増やす時はSystemタブでEdit Futureし、目的のCPUスピードと必要なCEC数を入力する。
Reportを押すといろいろ出てくる。HMCに食わせてLPAR切るようなファイルも出力可とのこと。
PartitionsタブMemoriesでメモリオーバーヘッドが出てくる
ハードウェアタブ>Actionsメニュー>Work with system/expansion unitsで拡張ユニットを追加する。
後はカードを選択、追加したいスロットをクリック、みたいな感じで入れていく。
configにあるカードを全て入れればエラーはなくなるはず。何のためにあるか分からないカードでも、configに入ってるのはとりあえず突っ込む!

■ SSIC
System Storage Interoperation Center (SSIC)で念のためストレージと筐体の相性を見る。(新しいハードだとそもそも表示されない可能性あり。その場合はリーダーに確認すること。)

■ 手順書
以下のサイトを参考にすればよい。概ね大丈夫。
AIX 関連技術情報
ただしNIMの手順書はそのまま使えない。大事なステップが抜けている(後述)

■ NIMの基本
導入とかmksysbリストアについて。
サーバ上で以下を定義する。
・対象クライアント
・lpp_source or mksysb
・spot
spotはlpp_sourceとmksysbで使い回し可能。(VIOSの時は専用のSPOTが必要)
クライアントからnimサーバとつながったインタフェースを指定してでネットワークブート。以上。
大事なのはネーミングルールと保管ディレクトリ。容量見積はFAQにあり。
IBM NIM FAQ集

【構築】

■ LPARの設定(静的LPAR)
ハードウェアロケーションコードが分かっていて、割当て設計が終わっていれば楽勝。
RAIDをフォーマットする時に、期待した場所でディスクLEDがチカチカ光っていることを確認。

■ RAID
DVDからのdiag(rootvgのミラーメニューがある)起動がかなりかかる。10分くらい。
RAID構成メニューでは”0″,”5″,”10″が選択できる(”0″の需要があるのか??)。焦らず10を選択すること。
ディスクのフォーマットは案外早い。300GB で10~20分?その後のRAID構成は1秒程度で終わる。
RAIDを組んだ直後はdisk3とか5とか6とかになるけど無問題。OSを導入すればhdisk0として見える。

■ HMCでデフォルトLPARが削除できない
HSCL3396 Failed to delete the partition with ID 1 since it is the service
partition.
管理対象システムの属性>一般タブでサービス・パーティションがアサインされている。解除すればOK。
http://newsgroups.derkeiler.com/Archive/Comp/comp.sys.ibm.as400.misc/2006-08/msg00503.html

■ AIXインストール
– DVDはSATAインターフェースにつながっている。(SMSのメニューで辿りつける)
– enterprise, standard, expressといったエディションは、導入後にcheditionコマンドで変えられる。
– TCBは導入だけしておくのが一般的。(そして結局使わない)
– Trusted AIXは極めて特殊なセキュリティ要件を満たすもの。普通使わない。
– 導入にはやはり1時間前後?かかる。
– smitty install_assist はちゃんと終了しておいた方がBetter。(inittabで引っかかり、CDEに辿り着けないことがあった。 http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=isg3T1012075 )
– SMSの起動タイミングがシビアなので、再導入する必要がある時はcd0から起動させれば楽(そもそも再導入しないのが一番だけど)
lsdev -Cc cdrom
cd0 available
bootlist -o -m normal cd0 hdisk0

■ NIM
簡易NIMは使わない方がよい。
NIMクライアントの定義の前に、/etc/hostsでクライアントのIPラベルを定義しておくこと
NIMからdiagして内蔵ディスクのRAID切ったら、NIMサーバ上で一度resetする必要あり。smitty nimでクライアントの操作で可能。

■ NIMのワナ
(1)lpp sourceの作成
AIX 関連技術情報の手順でLPP SOURCEからインストールしても英語モードで入ってしまう。「LPP SOURCE作成時にDVDの二枚目が要求されない場合は、LPP SOURCEには必要最低限のファイルしか含まれていない」ということが言われるが、少なくとも日本語化ファイルセットは入らない。
ちうことで、LPARに日本語化されたAIXを導入するためには、LPP SOURCEリソース作成後、リソースの全アップデートを掛ける必要がある。(DVDを装填>smitty nim_res「リソースの管理」>「リソース上での操作の実行」>「”all”を入力してアップデート」。lpp_source作成中に二枚目のDVDROMが要求されないと、不完全なlpp_sourceになっていると考えてよいみたい。
(ワナがある手順書とかプロダクトとかってどうかと思う)

(2)mksysbからの戻し
「インストール後にNIMクライアントを残す」というオプションに注意。
この文章からは読み取れない振る舞いになる。「はい」とすると意図しないホスト名が設定されるとか(IBM FAQ集 -NIM- Q8参照
(振る舞いの予測のつかないオプションってどうかと思う)

■ ホスト名、route設定
lsattr -El inet0 で確認すること。
hostnameコマンドだけでなく chdev -l inet0 -a hostname=hogehost も実行した方がよい?
(AIXはOS周りの情報をODMで管理してるから。テキストファイルの設定や、一般的なコマンドの出力が(netstat -rn)信頼できない場合がある・・・。UNIXとしてどうかと思う)
ネットワークの定義にはsmittyの「最小構成と始動」は使わない方がよい。

■ JFS2 INLINEログ
データを頻繁に書き込むLVが複数あるVGで、このオプションを指定するとよい。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=jpn1J1007888

■ EtherchannelとNIBの違い
Etherchannelは二つのポートをエイヤでまとめてしまうもの。
NIBは稼動系と待機系を明示的に指定する。
設定画面(smitty commodev(デバイス>通信))は同じ。一括で二つのNICを定義するのがEtherchannel、順にActive Stanbyを定義するのがNIB
ifconfig -a でNIBインターフェース特定する。
entstat entXでプライマリかバックアップかを特定
lsattr -El entXでも上記は可能。
ちなみに物理的な位置はprtconfかlscfg | grep ent[PS] で確認。”P”,”S”はそれぞれNIBを構成するカードの数字が入る。ent[04]とか。
ちなみにEtherchannelは単一のNWS/Wに指すことが前提。SW障害に対応するためにはNIBにする必要があるとのこと。(とすればNIB一択じゃん)
AIX EtherChannel の構成と注意点

■ アダプタをDLPARする前のrmdev
prtconfとかlsdevで、アダプタを特定して rmdev -l sissas0 -R とする。
sissas0にsata0、sas0がぶら下がっていて、sata0にcd0(DVD)、sas0にrmt0がぶら下がってたりする。親元のsissas0をrmdevしないとDLPARは失敗する。
(sissas01が物理インタフェースでsas0, sata0が論理インタフェースと理解しておく)

■ fscsi属性変更はrmdevしてからでないと失敗する。
rsh host01 rmdev -l fcs0 -R
rsh host01 chdev -l fscsi0 -a dyntrk=yes -a fc_err_recov=fast_fail
(fcs0が物理インタフェースでfscsi0が論理インタフェース)

■ DB2 Connect Serverライセンスの削除
FPを当てると勝手に試用ライセンスが入る。
放っておいて試用ライセンス期間が切れると、ログやDB2起動メッセージに余計な情報が出て消せなくなるので(ダメじゃん)、db2licmコマンドで消す。
db2licm -r db2consv
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=jpn1J1003606

■ 外部ディスク上のLVはBBR NOで作成するのがお約束。
後から変更することも可能。
mklv(chlv) -b n test_lv_new

■ tarでバックアップを取る時は、”.”を固める。”*”としてしまうと隠しファイルが含まれない。

とりあえず以上です。

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